WR250Rの走行距離、2000キロを少し超えたところですが早くもタイヤ交換です。
チョイスしたのは、林道重視のオフ寄りタイヤでアスファルト道でもグリップするという、ピレリの「MT21 RALLYCROSS」、WRのド定番タイヤの1つのようですね。
同じく定番のミシュラン「T63」や、もっとオフよりのミシュラン「AC10」とも悩みましたが、T63は「ビートが固くタイヤ交換が困難だった」という誰かのレビューにビビリ、AC10の方は濡れたアスファルト道では滑りまくりとのブログ記事を見てミシュランの2つは却下。
そしてMT21に決定しヤフオクで落札たんですが、よくよく考えると雨の日走行はしないので、今となってはミシュランのAC10でもよかったかなと少し後悔ですが、後からグズグズ言っていてももう仕方がない。気持ちを切替えてサッサとタイヤ交換していたところ、思わぬところに伏兵がいました。
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バルブを出すにはエアーバブルプーラー
それは何かというと、チューブのバルブ部分をリム穴から出す作業。
リムに片側のタイヤをはめてから、チューブをねじ込みバルブをリム穴から出すだけなんですが、これが狭い上にタイヤのビートが固いのもプラスして、タイヤレバーを駆使しても二進も三進もいかない。指の第一関節だけ入るような隙間でネジコジ、20分以上も作業してたんですが「これはダメだと」お手上げ状態。
もう一度、はまった片側のタイヤをリムから外し、「1.タイヤにチューブを組み込み」、「2.バルブに穴通し」、「3.タイヤをはめる」作業にしようともしましたが、チューブをパンクさせてしまいそうだし、せっかくハマっているタイヤを外すのも癪(MT21もなかなかのビートの硬さ)ということで、秘密兵器を買いにショップに走りました。
何を買ってきたかというと「エアーバブルプーラー」というもの。
これデイトナから発売されているんですが、リム穴からチューブのバルブを引き出す専用工具。この存在は前から知っていましたが、需要があるところには供給があるんですね。
エアーバブルプーラーを使ってもなかなか難しい
使い方はワイヤーの先にバルブにねじ込む端子が付いているので、リム穴に通してバルブを引っ張リ出すだけ。
まずリムのスポークが付いている方から端子を入れ、リムとタイヤの間から外に出します。
外に出た端子をこれから入れるタイヤチューブのバルブにはめ込みます。
ネジ山を残さず根本まで締め込みますよ。
そしてチューブを全部タイヤ内に入れ込み、バルブ部分を抜き出します。
こう書くととても簡単に聞こえますが、正直「エアーバブルプーラー」を使っても、抜き出すには苦労しました。何回「あれ、アレ」と言っていたか分かりません・・
難しい原因は、バルブの直径とリムの穴に殆ど隙間がないのが問題、これは隙間がありすぎても困るんですが、とにかく位置が少しでもズレていたり、穴に対してバルブの角度がつき過ぎていると何回やってもハマりません。あんまり引っ張り過ぎてワイヤーが取れるんじゃないかと思う程。
エアーバブルプーラーを使っても不器用な私は、10分程時間を費やしてしまいましたが、それでも本来の役目はしっかりと果たしてくれた工具でした。
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