靖國神社は、国を守るために尊い生命を捧げられた246万6千余柱の方々の神霊が祀られていいる特別な神社です。
この神社は伊勢神宮や出雲大社のような広大な面積を有してはいませんが、知名度的は超一級、遠路はるばる靖国神社に参拝することを目的にして来られる方々もたくさんいます。
政治家が参拝に来る度にニュースとして取り上げられる靖國神社なので、何にか特別な参拝の作法などあると思われがちなのですが、これが以外にも他の神社の参拝方法と何ら変わらないんですよ。
1.一礼してから鳥居をくぐる
鳥居から先は神様が居る神聖な場所になりますので、お辞儀して靖国の神様に挨拶をし失礼のないようにします。
しかし一礼する時は、立ち止まることになりますので、後方の人にも配慮が必要です。
2.手水舎(てみずしゃ)で清める
「手水舎(てみずしゃ)」があれば必ず立ち寄り、手と口をすすぎます。
- 右手で柄杓に水をすくい、左手にかけ清めます。
- 次に柄杓を左手に持ちかえて、右手に水をかけ清めます。
- 再度、柄杓を右手に持ち、左手に水を受け口に含みすすぎ清めます。柄杓に直接口を付けるのはNGです。
- 更にもう一度左手に水をかけ清めます。
- 柄杓を縦に持ち、残った水で柄杓の柄を洗い流し、元に戻します。
3.参道は真ん中を歩くのを避ける
神社の作法でよく言われるのは、参道の真ん中は神様の通り道。なので参拝者は両端を通るようにする事は、靖國神社でも当てはまると思います。
でも不思議なのは、拝殿内の賽銭箱や神社によくある鈴などはすべて中央に配置され、否が応でも拝殿では中央に行ってしまうんですよね。
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4.他の神社と同じく「2礼2拍手1礼」で
靖國神社といえども特別な参拝の仕方ということはなく、「2礼2拍手1礼」で構いません。これは靖國神社にも確認しました。
そして賽銭は投げ入れるのではなく、「そーと」置くような感じで入れます。
ちなみに出雲大社は、2礼4拍手1礼(大祭のときは2礼8拍手1礼)でお参りしている人が殆どですが、靖国神社でも4拍手や8拍手でお参りしている方を見かけたことがあります。
- 拝殿前に進み出て、軽くお辞儀をします。
- お賽銭を入れます。
- 2回深くお辞儀をします。
- 2回拍手(はくしゅ)をします。
- 1回深くお辞儀をします。
5.拝殿の正面を横切る時は神殿に向かい一礼する
参拝後の限らず、拝殿を横切らないに越したことはありませんが、もし拝殿の正面を横切ってしまうような場合には、神殿に一礼して横切るのが作法です。
注意:拝殿正面での写真はNGです
参拝して踵を返し、3段ある階段を下がると気持ち的余裕もできることから、拝殿の写真を撮りたくなってしまうものです。
しかしこの位置からの真正面撮影は、神様に失礼に当たることからしてはいけません。撮影しようとすると間違いなく、拝殿横に居る警備員に注意されてしまいます。
写真撮影は正面から外れれば大丈夫なので、横に移動して撮影するようにしましょう。
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