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日々の生活

超電導リニアの500キロを体感!体験搭乗レポート

遂に当たりました、2年前から応募していた「JR東海超電導リニア体験乗車」です。

有料乗車なのにも関わらず、これがなかなか当選もせず、今回も駄目だと思ってはいたんですが、応募はWEBで簡単なので一応ポチポチやっておいたのが功を奏しましたね。

今年の運をかなり使ったと思いますが、後る数ヶ月なので良しにしておきましょう。

でも今回の当選数は過去最大数の1万8000席だったようで意外と当選確率のハードルは低かったようです。

とはいえリニアに搭乗できるのは嬉しい!

静岡県在住の私にとってはリニアが開通しても乗る駅まで遠すぎて、利用したくても利用できないと思われるので今回のリニア搭乗はまたとない機会です。

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上は当選のメール。

毎回、応募する度に当選メールを見落としたんじゃないかと探していましたが、今回は正真正銘の本物の当選メールが届きました。

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数日後には「搭乗予約証明書」のハガキも届き、搭乗日、搭乗時間、予約番号が明記してあり、必ずこの葉書を持参しないといけないようです。

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裏面には会場案内と、JR中央線の大月駅から山梨実験センターまでのアクセスが明記されており、「体験搭乗専用の駐車場はないため公共交通機関を利用して下さい」との注意書きが・・ ん、駐車場がないの?

直ぐにグーグルマップで山梨リニア実験センターの上空写真を見てみると駐車場はあるにはあるよう。しかしこれは同じ施設内にある「どきどきリニア館」利用者専用の駐車場のようです。

まあ、体験搭乗と同時にこちらの「どきどきリニア館」も見学するつもりなので、ここを利用させてもらうことにしましょう。

でも誰かのブログには駐車場の空きは少なく、ギリギリ停めれたとのレポートもありました。搭乗間際の到着はかなりヤバイようなので早めに到着した方がよさそうです。

料金は2名で4320円

ちなみに1区画(2座席)で搭乗料金は4,320円(税込)、2区画(4座席)は8,640円(税込)です。

支払方法は(クレジットカード、コンビニエンスストア、銀行ATM)になり、料金を支払ってからのキャンセルは取消料として2,000円取られるんです。

実際、車両に乗った時に空席もポツポツあったので、きっと当選しても流したか、キャンセルした人もいたと思われます。実にもったいない。

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いざハガキを持って山梨リニア実験センターへ

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山梨県都留市にあるリニア実験センターの走行区間は現在 42.8キロ。コースは山梨県の笛吹市~大月市~都留市~上野原市にまたがっています。

体験走行は実験センターがある都留市をスタートした後、上野原市方面→笛吹市方面→上野原市方面→都留市の実験センターに戻るコース、約1.5往復する形になり、走行距離は約110キロぐらい。

そして今回搭乗できる車両は、現在最新のリニアの「L」と、営業線仕様の第一世代車両を示す「0」を合わせた、L0(エル・ゼロ)系車両といい、最高速度603km/hを叩き出している車両ですが、体験搭乗ではさすがにそこまでのスピードは出すことはなく500km/hですが、それでも最強です。

東京オリンピックの年に開通した東海道新幹線、現在のぞみの最高速度は285km/hで東京~大阪間を2時間30分弱で走りますが、コースが違うといえどもリニアが開通すると67分でブッチギリで繋がるようです。

恐るべきもの、人間ってやれば何でもできるんですね。

駐車場確保のため2時間前くらいに到着したので、先に「どきどきリニア館」とお土産売り場の「わくわくやまなし館」で時間潰し。

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山梨県立リニア見学センター

「どきどきリニア館」の入場料金は一般420円ですが、体験搭乗のハガキを見せると団体料金と同額の330円で入場でき少しお得に入場。

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「どきどきリニア館」の施設は3階建になり、先代のリニア展示、シアター、リニア開発の歴史、超電導の仕組み、山梨のジオラマ、リニア走行を見学できるラウンジ・テラスなどあります。

実際にテラスからは 500km/hで走行するL0系リニア車両を見ることができ、これからあの車両の中に入って速度を体感できると思うと何だか気分が高揚しますね。

この日は1階のリニア前でCS放送の収録もやっていました。

さあ体験搭乗の時間です

さあ、待ちに待ったリニアに乗れる時間が近づいてきました。リニア見学センターから3分程度歩き「超電導リニア体験搭乗会場」に向かいます。

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ここから先への入場には手荷物検査があるとの表示があるとのこと。さすがセキュリティー面はしっかりしていますね。

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実際の手荷物検査はザルのようなチェックではなく、しっかりと係りの人が鞄の中も確認し、人間は金属探知のゲートもくぐります。

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そして直ぐに備え付け端末で搭乗券を発券します。

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車両は2号車、3号車の2両を利用するようで、室内は実際の座席の配列と同じように椅子が配置され、チケットに明記されている通りの席順で説明を待つことになります。

この先車両にはトイレはありませんので、ここがトイレのラストチャンス。行きたくなくても行っておいたほうが良いです。我慢は厳禁!

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乗車に関しての説明も終わり搭乗口まで少し歩くと、建物の扉にぴったりと横づけされている3号車両の入口が出現。一部だけ車両が見えている感じです。

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車両内は両側に座席が2席ずつで定員は68人。

シートはシンプルな感じで、新幹線と同様に荷物棚やテーブルやドリンクホルダーなどが備え付けられて、このまま営業車両として使えそうというか、営業車両としての利用を念頭に置いているのがこのL0系なんですね。

前方にはJRの職員さんもいてにこやかに出迎えてくれ、カメラのシャッターも押してくれます。

車内にはいくつかのモニターが天井からぶら下がっていて、これからの走行の情報が誰でも見える範囲で映り出されています。

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モニター情報によると、実験センターから約8キロ程東に行き、次は西方向に約35キロ、そしてまた東方向に約43キロ走行した後、西にある実験センターに15キロ程走り終了です。その間に500km/hを2回体感できるようですね。

(起点:笛吹市)⇔(スタート)⇔(終点:上野原市)

1.東京方面に最高285km/hで約8キロ程
2.名古屋方面に最高500km/hで約35キロ
3.東京方面に最高500km/hで43キロ
4.実験センターに最高320km/hで18キロ程

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勾配もそこそこあるようで平坦な道ではないようです。

そして着席後数分でシートベルトなど着けることはなく発車、「おお~ッ」と感激。最初はリニア実験センターから 約8km進むだけですが、それでも新幹線程の285km/hまで出ます。

走行は150km/hまで車輪走行で加速し、その後は超電導で浮上走行へ切り替わります。一旦浮上すると接地面がなくなるだけあって、そのスムーズ感がものすごく実感できます。まるで飛行機の離陸ですね。

500km/hの乗り心地は

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次は笛吹市方面に向かって 35キロ程走行します。車輪走行からリニア走行に変わり、スピードは先程の先ほどの 285km/hをあっという間に超え、300km/h、400km/hとドンドン加速していきます。 車両先端に付けられているモニターを見ていてもその速さが増していくのが分かりました。

約3分程度で500km/hに到達、車内は「オオー」という声とともに、スマホ、デジカメのシャッター音の連続です。

肝心な乗り心地は新幹線程度の揺れで、風切り音なども思っていたほど大したことはありません。そして当たり前ですが、500km/h 出てても車両内は自由に動き回れる感じです。

実際には勾配や曲線もある路線ですが、ひたすら平坦な道をガッチリ進んでいる印象を受けます。

その後は減速を始め、約150km/hぐらいで、超電導からタイヤ走行に切り替わり、タイヤが接地する時には「グググッ」と抵抗が感じられますが、これも最新の技術で最小限の接地震動を吸収しているんでしょうね。

でもタイヤが接地したことで、改めて超電導で浮いてたことが実感できます。

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走行区間は残念ながらトンネルばかりで景色はほぼ見ることはできませんが、車両先端に取り付けてあるカメラ(常時モニターに映ってる)が明るくなるとトンネルを抜けると分かるので、3号車あたりは明るくなった2秒後ぐらいに、外の景色を眺めることができました。

しましまたすぐにトンネルに入ることにはなります。

ちなみにこの実験区間では富士山を見ることができますが、まったく違うとこを見ていたので写真も取れず・・ 開業後も富士山はこの区間しか見れません。

リニア中央新幹線もトンネルばかりなので、僅かな区間にしか出現しない富士山、その他の有名なものを眺望できる区間はかなり貴重なものになってくることでしょう。

その後、上野原市に向かい最高速度500kmをもう一度出し、最後に実験センターまで折り返して体験搭乗は終了。

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車両から出た後は乗車時とは違う通路から帰ることになりますが、その途中では今しがた乗っていた車両をカメラに収めるポイントもあり記念撮影渋滞。

人垣を割り込み、良いアングルを探しますが、ガラスで光が反射するのと車両の先端が長いのでうまく撮影できませんが、取り敢えずパシャリ。

だいたい始めから終了までは約1時間強の工程でしたが、2016年に500km/hを体感できたということでは有意義で充実した時間を堪能することができました。

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